ホーム > 新着情報
  • 今想うこと 濵田美穂(85) 「やるときはやる」

    掲載日:2025年3月18日
    今想うこと 濵田美穂 「やるときはやる」

     3月18日(火)、今日は中学校の卒業式が挙行されました。天候にも恵まれ、とても良い式を行うことができました。昨日の練習では、高校生と違い少しぎごちなく、明日は大丈夫かなと心配していました。しかし、本番では昨日とは打って変わり、とても立派な立ち居振る舞いができました。
     昨日の終業式で、わたしは、土佐女子の生徒は「やるときはやる」が実行できるのが素晴らしいという話をしたばかりでしたので、昨日の予行よりはるかによくできる生徒たちを見て、こちらが勇気を頂きました。
     式が終わった後、三年生の先生方がご挨拶に来てくださり、「感心した」と、そのお話をしたところ、「やるときはやる」と声をそろえられ、とても嬉しくなりました。
     「やるときはやる」これができるのは素晴らしいことだと思います。卒業生の皆さんは、高校生になってもきっとこれまで以上に明るく頑張って、「やるときはやる」を実行してくれるだろうと、さらに期待が膨らみました。

  • 今想うこと(84) 濵田美穂 「卒業生からの便り」

    掲載日:2025年2月21日
    今想うこと 濵田美穂 「卒業生からの便り

     2月21日(金曜日)、現在ウィーンでご活躍の卒業生からメールを頂きました。この方は、示野(小松)由佳さんとおっしゃる卒業生の方で、長い間、現地でオペラ歌手としてご活躍の方です。
     昨年、帰国された折には、中学一年生の土佐女子学の授業で、お世話になりました。おじいさまが、石川寅治画伯とのことで、その折には、学校に寅治氏の絵を寄贈してくださいました。県立美術館によると、とても貴重な絵画とのことで、先般行われた県立美術館の寅治展にはお貸しいたしました。
     お手紙によりますと、現在、ウィーンはとても寒いようで、昨年暮れから風邪をひかれ、なかなか外に出られなかったようですが、2月になり、やっと症状も落ち着き、久しぶりにイタリアにレッスンを受けに行かれたとのことです。
     師事されている先生は、イタリアオペラ界の巨匠で、フィオレンツァ・コッソット先生とおっしゃり、あの著名な、マリア・カラスさんと共演されたことでも有名な方とのことです。
     このように、年を重ねても遠くまでレッスンを受けに出かけられる姿勢には、同じ卒業生として、見習わなければと思ったことです。いつまでもお元気でご活躍されることをお祈りしたいと思います。上記写真は、フィオレンツァ・コッソット先生との写真です。

  • 今想うこと(83) 濵田美穂 「元旦の高知城にて」

    掲載日:2025年1月9日
    今想うこと 濵田美穂 「元旦の天守閣にて

     今年も元旦の高知城に上ることができた。天気が良かったせいか、例年より人出も多く、とても賑やかで、若者の姿が多いように感じられた。6時半になり、恒例のラジオ体操の曲が流れ始めると、日の出を拝みに来られた方たちも、何となく音楽につられて、一斉に体操を始める。日頃お目にかかったこともない方たちと隣同士で、あたかも同じチームのような雰囲気で体操をしている自分に気付き、何となくおかしくなる。
     ラジオ体操第一が終わると、スピーカーから、「ラジオ体操第二」と言う大きな声が流れてくる。中学生の中にはラジオ体操に第二があることを知らない人がほとんどで、しっかり動けているの高齢者ばかりでこれも面白く感じられる。
     6時45分過ぎ、東の空が少しずつオレンジ色に輝き始めると、皆が一斉にスマホを取り出し、撮影の準備を始める。カメラを構える人は皆無に近く、まだガラケーを使っている私にはこの光景も少し衝撃的である。そんな中、ラジオを片付けながら毎日ここにきているという女性の方が、「日の出は毎日見られるのにね」とぼそっとつぶやかれた。「確かにそうだ」と納得しながらも、つい手を合わせ「今年も平和で、良い年になりますように」と私も心の心の中でつぶやいていた。
                                  (写真は西岡淳子さん撮影)

  • 今想うこと(82) 濵田美穂 「令和6年度私学振興大会」

    掲載日:2024年10月23日
    今想うこと 濵田美穂 「令私学振興大会」

     10月19日(土)、高知市文化プラザ・カルポート大ホールにて、令和6年度高知県私学振興大会が開催されました。この大会は、高知県私立中学高等学校連合会と、高知県私立中学高等学校保護者会連合会の主催で、例年10月に開催される大会です。会場には県知事はじめ、県議会議長や、県私学振興議員連盟会長も出席され、定刻の14時より、予定通り盛大に開催されました。
     この大会のスローガンは、下記の通りで、保護者の声の代表として、土佐中学・高等学校、土佐塾中学・高等学校、太平洋学園高等学校の代表の方より、日ごろのお子様たちの学校生活の様子が発表されました。どの方からも、子どもを私学に入れてよかったというお話が披露され、私学に勤務している者として、身の引き締まる思いがしたことでした。
     また、この保護者の声の発表は、輪番制になっており、昨年は本校の姉妹が大阪大学に進学された保護者の方が発表してくださり、部活動と両立しながら志望の大阪大に合格されたことを話して下さいました。昨年のこの大会から、はや一年という月日が流れていることに、時の流れの速さをひしひしと感じたことです。
                             大会スローガン
                    ~高知県私学教育の可能性を最大限に発揮するために~
                      ●私立高等学校等の経常費補助の維持・拡充
                      ●保護者の教育費負担の公私間格差の是正

     ちなみに私立高等学校等経常費助成費補助金(一般補助)の都道府県高等学校の一人当たりの金額は、高知県は全国11番目(令和5年度)となっており、令和4年度の8位から後退しているのが現状です。今後、私立高等学校が新たな特色ある教育を実践し、公教育を発展させるためには、運営費補助の拡充が不可欠です。少しでも補助金が上乗せされるよう、10月22日には私立中学高等学校の校長たちで知事への陳情にお伺いしました。令和7年度高知県予算の編成に際して、なお一層の助成拡充・強化をお願いし、知事訪問を終えたことです。
     私学振興大会に参加いただいた、保護者はじめ学校関係者の皆様、お忙しい中ご出席いただき本当にありがとうございました。これからもどうかよろしくお願いいたします。

  • 今想うこと(81) 濵田美穂 「関東地区校友会総会」

    掲載日:2024年10月10日
    今想うこと 濵田美穂 「関東地区校友会」

     10月6日(日)、本校の関東地区校友会(OG会)総会が、JR新橋駅近くの第一ホテル東京で開催されました。本校からは松山教頭が出席され、総会が盛会だったというお話をお聞きしたことでした。
     先日その会を主催した関東校友会の会長、市川みどり様からお礼のメールと写真が届けられ、当日の様子が彷彿されたことでした。また、10月26日(土)には近畿支部の総会が開催されます。校友会の皆様方のお力は、在校生にとって大きな力となっておりますので、これからもこの総会が盛大に、末長く続きますようお願いしたいと思います。市川様メールとお写真をありがとうございました。
     市川様より
     おかげさまで、10月6日の総会は93名の出席者の土佐女子パワーで、大変盛況でした。
    聡明・明朗・気品に溢れた卒業生の皆さまが土佐女子中・高等学校の繁栄発展を願い、恩師の先生方に感謝を込めて校歌を斉唱された時は、心が洗われ目頭が熱くなりました。
     以前、高知新聞でお書き下さった通り、女子校であるがゆえに、男子生徒が担うような役割も全て自分たちで行っていた経験が、アイデンティティの形成に繋がり、社会で家庭であらゆる場で力を発揮し、皆さま揃って幸福感の伴う人生を歩んでいらっしゃるようにお見受けしました。校友会総会は共通のIDを持った仲間が集まり、自分自身のIDを再認識し尊重することができる、大切な会だと思います。いろいろ工夫が必要ですが、会の開催が今後も続きますように努めて参ります。
     最後になりましたが、来年は10月5日 日曜日 第一ホテル東京 12時開演です。これからは、毎年、10月の第一週日曜日に開催してまいります。

  • 今想うこと(80) 濵田美穂 「全中・板飛び込み二連覇」

    掲載日:2024年9月3日
    今想うこと 濵田美穂 「教育実習の面接」

     2024,8月19日、金沢市の金沢プールにおいて、全国中学校体育大会水泳競技女子板飛び込み決勝が行われました。この大会で、本校中学2年生の井上優奈さんが351・10点で昨年に続き優勝を成し遂げ、2連覇を達成しました。新聞等でご存じの生徒もいたかと思いましたが、2学期の始業式(9月2日)で、井上さんの快挙についてお話ししました。私は、この競技を、テレビでしか観戦したことがないのですが、飛び込み台からの映像には、とても恐怖心を覚えます。
     以前、OGの宮本葉月選手(2020オリンピアン)に、飛び込み台に立った時の心境をお聞きしたことがあります。すると、ご本人は、「練習を積んでいても飛び込み台は揺れるので恐怖心があります」と答えてくれました。そこで今回は、井上さんにも同じ質問を投げかけてみました。彼女も宮本選手と同じで高いのでやはり怖さはあるとのことでした。
     優奈さんとは、昨年の優勝時にもお話をさせていただきましたが、一年前とは雰囲気が全く違っていました。落ち着いており、アスリートの風格が醸し出されていました。この一年での成長が見て取れました。井上選手にはこれからも精進して、オリンピックを狙ってほしいと思いました。

  • DKK三女子大学合同説明会

    掲載日:2024年7月11日

    期末試験最終日放課後に、同志社女子大学、京都女子大学、神戸女学院大学の三大学合同説明会を行いました。生徒24名、保護者13名にご参加いただき、説明会後には、各大学に分かれて個別相談会も設けました。

  • 今想うこと(79) 濵田美穂 「特別なことって続かない」

    掲載日:2024年6月26日
    今想うこと 濵田美穂 「特別な続かない」

     少し前のことになるが、高知新聞(3月29日)のきょうの言葉に歌手の中尾ミエさんの「特別なことって続かない」という言葉が紹介されていた。中尾ミエを知っている中・高校生は少ないのかもしれないが、高齢者である私の世代にとっては、たいへん馴染みの深い人物である。浮き沈みの激しいと言われる芸能界で、もう60年以上ものキャリアを積み、77歳を迎えた現在でも、歌声や、そのスタイル・体力を維持していることには驚かされる。
     その彼女が「体力やスタイルをどうやって維持しているのですか」との質問に、「やっぱり日々の努力ですね。特別なことって続かない。簡単なことでいいから毎日続けていれば筋肉ってついてくる」と答えている記事には、納得させられた。そう言われてみれば日々の努力なしに、昔のままのスタイルでいられるはずがない。声も若い頃のようには出なくなるのが普通であろう。この記事から、日々の努力や、それを継続することの大切さを再認識させられたことである。
     また、同時にかつて私が部活動の指導に携わっていたときにも、この言葉を体現するような場面に幾度も出会ったことをふと思いだしていた。小さな努力を毎日コツコツと積み重ねることのできる選手は、その努力が大事な場面で開花することが多かった。
     生徒の皆さんも、早く自分の好きなことを見つけ、簡単なことからコツコツと努力を積み重ねてほしいと考えたことである。

  • 今想うこと(78) 濵田美穂 「高校県体」

    掲載日:2024年5月18日
    今想うこと 濵田美穂 「高校県体」

     今日から高校総体が始まった。この大会は高知県ではインターハイに繋がる重要な大会で、私は昔から5月を迎えると何だか緊張してしまう癖がある。現在は指導に関わっているわけではないのに、やはり習慣なのか、今でもドキドキしてしまう。実は朝から、参加している生徒たちが自分の力を思う存分発揮してくれるようにと考えていたところ、国際結婚をし、現在テキサスに住む卒業生から久しぶりにメールが送られてきた。この卒業生は福岡県の糸島市から、卓球を続けたいという強い思いで本校に入学してくれた選手である。高校3年生の県体では大活躍をし、団体・ダブルス・シングルスで3冠王を獲得し、ベンチや保護者の皆さんに大きな感動を与えてくれた。そんな彼女からの数カ月ぶりのメールが県体当日の今日届いたことに、何か不思議な思いがしたことである。そして、ふと、彼女の現役時代を思い出していた。
     入学してきた当時、少しやんちゃな感じの生徒で本当に続くのだろうかとやや不安でもあった。ラリーもほとんど続かないし、他の生徒との会話も皆無に近いのである。しかし練習相手をすると、一球一球に全力をかけ、高い集中力で思い切りボールを打ってくる。最初は、ラリーもほとんど続かなかったが、それでも彼女は思い切り打球をするのである。3本続くことはほとんどなかったものの、入ったらその威力は甚大であった。安定すると大きな武器になると私は考えた。来る日も来る日も練習を続けているうちに本人の強くなりたいという気持ちがどんどん伝わり、日ごとに上達していった。下宿の壁には県体制覇の張り紙があると同僚から聞き、これは本物になると考えた。高3の県体でその努力が一気に開花した。今考えても感動が蘇る。
     今日はまさに県体第一日目。出場選手たちが沢山の感動をもたらしてくれることを祈りたいと思う。

  • 今想うこと(77) 濵田美穂 「地震」

    掲載日:2024年5月9日
    今想うこと(77) 濵田美穂 「地震」

     4月17日水曜日、午後11時過ぎ、マグニチュード6の地震が発生しました。私は、ちょうど床に就いたばかりでしたが、携帯からの大きな警告音「地震です‼地震です‼」と、その揺れに驚き、すぐに起き上がりました。落ち着いてと自分に言い聞かせ、とっさに玄関においてある避難袋のことを考えました。よく考えてみると、その中身の点検を、長い間怠っていたことに気づきました。水も乾パンも、そして携帯ラジオの電池も購入時のままになっていたのです。いろいろなことが頭をよぎっているうちに、幸い揺れはすぐに治まりました。
     ニュース速報では、宿毛市では震度6、高知市では3の揺れを観測したようですが、大きな被害はないとの報道に少しほっとしたことでした。そして、これが学校にいる時間でもっと大きな揺れが続き、建物にも被害が及んでいたらと考えると、とても不安になりました。
     気象庁によると、いつ南海トラフ地震が起きてもおかしくない状況にあるとのことです。昔から、「天災は忘れたころにやってくる」と言われています。私はそのことを忘れないように、物心両面の準備を整えておきたいと改めて考えたことでした。

  • 1 23 >

ページの上へ