土佐女子中学高等学校は、在校生、卒業生、教職員、保護者も含めて、 「土佐女子ファミリー」と呼びます。
進学や就職の際にも、身近な先輩たちがあなたを明るく照らしてくれます。
土佐女子独自の魅力について、先輩たちの声を少しご紹介します。
ピロティに吹く風、鉛筆を滑らす音、セーラー服、藤棚、歌声、楽器の音、先生方の脱線話、部室の匂い、体育館のひんやりした床。先輩、後輩、そして友達!
改めて女子校で学んで良かったかと聞かれると、性差を気にせず自分らしさを伸ばせていけたのは、女子校だからこそ。困難な時も土佐女子で培った根性と友情が支えてくれています。
土佐女子には、在学中も卒業後も土佐女子ファミリーという関係があります。大人になるにつれ様々な悩みや壁にぶつかった時、いつも支えてくれたのは土佐女子の友人たちでした。思春期の6年間、同じ空気を共有し、学び合い、育ち合った絆は一生もの。二人の娘も土佐女子への進学を選び、私と同じように、聡明で明るく、優しさにあふれたかけがえのない友達を見つけました。土佐女子ファミリーは私にとっての誇りです。
クラスを○○ホームと担任の名前をつけて呼ぶ土佐女子。そのせいなのか、とてもアットホームな校風だったと思います。
アットホーム…という言葉は辞書で調べると「自分の家にいるようにくつろげるさま。家庭的。」と紹介されています。担任の先生は生徒たちからホーム主任と呼ばれ、家族をまとめる大黒柱のような安心感をもたらしてくださったものです。卒業して早35年になろうとしていますが、今でもあの頃の友人たちとは家族のような関係です。
土佐女子には独自の授業がありました。特に、茶道や華道の授業がある学校は珍しいのではないでしょうか?基本的な所作を学び、日本の伝統文化に触れることができました。それだけではなく、礼儀や思いやりの心も学ぶことができました。今、私が、目標を持って凛と背筋を伸ばして仕事や生活をして いく上での基礎になっています。
土佐女子で出会った仲間とは今も変わらない絆があります。
私は京都、スウェーデン、ドイツで学び、現在はフィンランド放送交響楽団でトランペット奏者として働いています。明るいカラッとした校風の中、先生方に暖かく見守られ、中・高6年間を自由に過ごしました。土佐女子で培われた性格のお陰で、どこに行っても明るく前向きに順応して、強く逞しく生きていくことができます。遠い外国にいても、土佐女子で出会った仲間とは今でも学生時代と変わらず、強い絆を感じています。
土佐女子での6年間が私を成長させてくれました。
土佐女子のパンフレットを見て土佐女子に憧れて入学したひとりです。中学生の頃から親元を離れ寮生活を送り、辛いことも沢山ありましたが、友達や先生方に支えられ6年間を過ごし、現在は医学の道を歩んでいます。決して平坦な道ではなく、困難と向き合う毎日ですが、これまで歩んでこられたのは、土佐女子での沢山の経験が私を強く支えてくれているからだと思います。私を成長させてくれた土佐女子に本当に感謝しています。
土佐女子の卒業生であることを誇りに思っています。
現在、大学で第二言語習得論(ことばの習得)、及び教養英語などの授業を担当しています。英語関係の仕事に携わるきっかけは、土佐女子での学びが原点であったと思います。また、中・高で過ごした6年間は、英語に限らず様々なことに興味を持たせていただき、学びの楽しさを経験できた貴重な時間でした。「礼節を重んじる精神」、「受け継がれていく伝統と誇り」を大切にする土佐女子の卒業生であることを誇りに思っています。